ひるねこのお散歩

高校生の姉弟のリアルな観察日記。

質実剛健!女装でハイク。

  今日、息子は学校の行事で40キロハイクをしている。朝から7時間ほどかけて先ほどゴールしたらしい。 

  この行事は仮装して歩くのが恒例になっているようで、彼は姉の中学時代のセーラー服にブロンドのロングのウイッグをつけて…なかなか可愛らしい姿で登校して行った笑。街中からスタートしてゴールは山の中。行きは家から仮装で出かけ、帰りは仮装のまま電車で帰ってくる。足腰はもちろん、精神も鍛えられそうである笑。(←人目を気にしなくなる?)どんな顔で帰ってくるか楽しみだ。
  この行事は仮装をしないで歩くのも自由だし、本気で記録に挑戦するのも自由だ。速い子は3時間足らずでゴールしてしまうらしい。(←たぶん陸上部だよね)一年生の仮装は、女子から制服を借りただけの簡単な女装が多いが、上級生になるともっと大掛かりになる。

  スタートを観に行ったら、集団で将棋の駒になっていたり、石油王とSPの集団がいたり、痩せたドラえもん達がいたり、ピコ太郎の集団もいた笑。40キロをただ歩けば辛いけれど、『仮装をして楽しんじゃえ』という事らしい。
 

  高校に入り、何もかも自由な校風で、全てを自分で律するように求められている中…息子は幸い仲間に恵まれて、毎日なんとか頑張っているのだが…ちょっとした弾みで仲間を作りそびれた子も当然いる。
  今日、ツイッターを見ていたら、クラスに馴染めず、高校がつまらないと呟いている子がいた。それでも欠席しないで、『今日は40キロに一人で挑戦する』と呟いていた。スタートしたばかりの時間帯では『ひとりで40キロはやはりダルい。誰かかまって…』などと呟いていたが先ほど『40キロひとりでクリア!』と、誇らしげにツイードしていた。やった!完走したんだね!

  7時間誰とも喋らず自分と向き合って黙々と歩いた彼…顔も見たことのない、名前も知らない子だが、今日1日で彼が乗り越えたいろいろな事を思い、感動してしまった。きっと、友だちもすぐに出来るよ!


  どの子もみんな朝、家を出た時の顔と今の顔は絶対に違うはずで、家で待っている家族は帰ってきた息子の顔を見て頼もしく思うんだろうなぁ。たとえ可愛く女装していたとしても笑、朝よりも少しだけ男らしくなって帰ってくるに違いない。
 

  ところで、今日の行事に先立って学校から保護者に指導があった。車で並走して応援したり、路駐をしたりは絶対にしないように…などという一般的なものの後にゴール付近へ迎えに来る保護者が増えているということに触れて『我が校の校風は"質実剛健"です。生徒自らの足で帰らせるのも教育とお考えいただき、御協力ください。』最後にダメ出しの一文…『ご子息の無事の帰宅をご家庭でお待ちください。』う…!疲れた息子を車で帰らせてあげたい!というママ心にあらかじめクギをさされてしまった笑笑。…しかし、こういう校風だから、この高校に入れてよかった…と思うのである。